「高松西高等学校生が発見した幻の陸海空万能生物」
高松市最西部の鬼無(きなし)町に神高池という古いため池がある。今から20年ほど前に、この池には未確認生物が潜んでいるという噂がたった。現在は四国学院大学の教授となっている田尾博士の元に、神高池に隣接して建てられた高松西高等学校の当時の生徒数名より調査依頼が届いたのである。調査の結果、この未確認生物は同様に湖(ため池だけど)に棲む水生動物ということで、「ネス湖のネッシー」ならぬ「鬼無のキナッシー」と命名された。千葉県の生物ながら北は北海道から南は九州沖縄まで全国津々浦々のお茶の間で大人気となった「ふなっしー」が生まれる20年前の話である。さすが西高の諸君、なんという先進的なネーミングセンスであろうか。 現在もこの噂はあるのかどうか、現役の西高生に同校の某教諭から確認してもらったところ「今でもキナッシーは確かにいる。」との情報であった。このキナッシー、出没時期は夕暮れ時で主に2頭で発見されるという。おそらく雄雌のツガイではないかと思われる。黄昏時の水面を鎌首をもたげて静かに遊泳しているという。時折、大きな翼を広げて大空へと飛び立つ姿が目撃されているともいう。はたして怪獣ガメラのように陸海空を制する万能生物であろうか? 早速、現地でカメラを設置して待つこと数分。ほどなくして湖面が騒がしくなりなんとキナッシーが現れたのである。しかも大勢で。そして一斉に大空へと飛翔した。確かにキナッシーは存在した。しかし、キナッシーと名付けなくとも、もっと一般的な名前もあるんでないかいの?西高の諸君。
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「勝賀山から神高池を望む。もちろんネス湖ほどの大きさはない(笑)。」
勝賀山から神高池を望む。もちろんネス湖ほどの大きさはない(笑)。
「神高池近景。やはりネス湖ほどの大きさはない(笑)。」
神高池近景。やはりネス湖ほどの大きさはない(笑)。
「突然、水面で引き波を後ろに鎌首をもたげる「なにか」。」
突然、水面で引き波を後ろに鎌首をもたげる「なにか」。
「羽ばたいて大空へ飛び立っていく「なにか」。」
羽ばたいて大空へ飛び立っていく「なにか」。
「こんな貴重な情報を20年前から大事に後世に伝えている優秀な高校生が多数通っている高松西高等学校。」
こんな貴重な情報を20年前から大事に後世に伝えている優秀な高校生が多数通っている高松西高等学校。
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