「四国にもあった金鉱脈」
日本の金鉱山といえば古くは甲斐や佐渡、今では鹿児島の菱刈鉱山が有名である。四国にも金鉱床は数箇所見つかっており、この「荘和鉱山」はそのひとつであった。ちなみに現代の世界の金産出量は、国別では中国を筆頭にアメリカ、オーストラリアと続き全世界で年間2500トン、かつての黄金の国ジパング日本は今では年間7トンしか産出していない 愛媛県最南端の愛南町は、2007年に南宇和郡の、御荘町(みしょう)、一本松町、城辺町、西海町、内海村が合併してできた町である。荘和鉱山は御荘の「荘」と昭和の「和」を名付けられた鉱山で、最高40g/ton に及ぶ高品位の金が産出するという。昭和27年に鉱区が設定され昭和35年から探鉱を行ったが良好な結果が得られず出鉱を見ないまま休山となっている。 その後、行動も閉鎖され今では位置が不明になっているという。 また、ここより北の津島町には、「稲ヶ窪鉱山(程内鉱山)」という金と銀を産出する鉱山もあった。こちらは昭和55年に竣工した山財ダム(堰堤ダム88箇所44番)の湖底に沈んだというので、ひとやま当てたい人はダイビングスーツが必携である(笑)。
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「「荘和鉱山」 当時のメモによるとこのあたりか?」
「荘和鉱山」 当時のメモによるとこのあたりか?
「「稲ヶ窪鉱山」 今は山財ダムのダム湖である鷺里湖(さぎりこ)の水面下である。」
「稲ヶ窪鉱山」 今は山財ダムのダム湖である鷺里湖(さぎりこ)の水面下である。
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