▲四国一攫千金埋蔵金88箇所巡礼のトップへ戻る
第66番札所 新宮村 「銅山川の砂金」
地名: 愛媛県四国中央市新宮
埋めた人:
お宝: 川の砂金
情報:
備考:
「霞ヶ関埋蔵金」

 かつて東方見聞録で黄金の国ジパングと称された日本であるが、その黄金とは鉱山で採掘される金よりも川で採取される砂金のことであったと思われる。日本には今でも少量ながら砂金が採れる川が各地に多く残っている。ただ生産性があまりにも良くないので商業ベースにはのらず趣味の範囲を超えていない。
 銅山川は新居浜市の別子山から四国中央市をへて徳島県三好市で吉野川に合流する。別子の銅山があることから銅山川と呼ばれているが、実は別子銅山は微量ながら年間に金1.7t、銀33tの生産量も誇っていたので、金山川であり銀山川でもあったわけである。事実、この川は古くより砂金取りのメッカでもあった。別子山よりも今の四国中央市の旧新宮村あたりが砂金取りの中心地であったようで、古くは帰化人の秦氏や金集氏により採取され、江戸時代には凶作の年ともなると村の農民達はこぞって川に入り、さながらゴールドラッシュのようであったと伝えられている。魚釣りのような手軽なレジャーでありながら、しっかりと実利にもなる副業であったのであろう。明治後期より砂金にも課税が及ぶようになると、めっきりとその姿は見なくなったということである。下に恐ろしきは人々の欲ではなく、その上前をハネるお上かもしれない(笑)。銅山川の砂金は22金の高純度を誇り、金箔として様々な工芸品に使われていたらしい。
 昔から氾濫も多い四国中央市内の銅山川流域には、ご存知霞ヶ関ビルにおわします国土交通省の行政法人水資源機構が管理する「富郷ダム」、「柳瀬ダム」、「新宮ダム」の3ダムが治水や発電のために建設されている。各々の広大なダム湖に水を湛えているので、今となっては川に入って皿で掬うような作業ができる場所は少ない。しかし待てよ、よく考えてみると、これから何百年もの永きに渡って水を堰きとめるこれらのダムの湖底には、それ相応の砂金が少しづつ堆積して行くのではないだろうか。これこそ誰も気がついていない霞ヶ関の埋蔵金である。あ、言っちゃまずかったですか?(笑)

クリックすると拡大します
「新宮町を流れる銅山川」
新宮町を流れる銅山川

クリックすると拡大します
「新宮の町にほど近い新宮ダムとダム湖。珍しくダム湖の名前はない。」
新宮の町にほど近い新宮ダムとダム湖。珍しくダム湖の名前はない。

クリックすると拡大します
「新宮ダムから上流の柳瀬ダムまでの間の銅山川。なんとなく砂金採りらしい雰囲気である。」
新宮ダムから上流の柳瀬ダムまでの間の銅山川。なんとなく砂金採りらしい雰囲気である。

クリックすると拡大します
「柳瀬ダムのダム湖である金砂湖。そのものずばりの名前である。」
柳瀬ダムのダム湖である金砂湖。そのものずばりの名前である。

クリックすると拡大します
「四国中央市では最上流の富郷ダムと銅山川。ダム湖から奥は別子である。」
四国中央市では最上流の富郷ダムと銅山川。ダム湖から奥は別子である。
ニックネーム
メアド(表示されません)
タイトル
本文
写真は1枚、10Mまで投稿可能。管理者が認定すれば、下記に投稿されます。
▲四国一攫千金埋蔵金88箇所巡礼のトップへ戻る
カウンター

↓下記より四国一攫千金88箇所巡礼情報をご覧ください。
すべての画像はクリックすると拡大します
第1番札所 徳島市 「八倉比賣(やくらひめ)神社の卑弥呼の墓」
第2番札所 徳島市 「金山神社・立岩神社 (徳島市)の銅鏡」
第3番札所 神山町 「立岩神社の天の岩戸」
第4番札所 神山町 「高根悲願寺の邪馬台国跡」
第5番札所 山川町 「天村雲神社と天叢雲の剣」
第6番札所 穴吹町 「白人神社と神明神社」
第7番札所 美馬町 「伊射奈美神社」
第8番札所 美馬町 「段の塚穴 四国最大級の石室」
第9番札所 東みよし町 「六地蔵峠近辺の平家再興軍資金」
第10番札所 東祖谷村 「栗枝渡神社の安徳天皇の墓とキリスト伝説」
第11番札所 剣山 「失われたアーク」
第12番札所 剣山 「宝巌岩の平家財宝」
第13番札所 剣山 「ジローギューの草薙の剣」
第14番札所 つるぎ町 「剣山の大蛇」
第15番札所 勝浦町 「星の岩屋の星のかけら」
第16番札所 勝浦町 「勝浦のツチノコ」
第17番札所 阿南市 「お松大権現」 
第18番札所 阿南市 「海正八幡神社の新羅三郎財宝」
第19番札所 阿南市 「蒲生田岬(かもだみさき)沖の黄金」
第20番札所 阿南市 「つむじ風剛右衛門の略奪品」
第21番札所 海南町 「おんばがたきの洞窟」
第22番札所 東洋町 「野根七郎の埋蔵金」 
第23番札所 東洋町 「盗賊弥六の埋蔵金」
第24番札所 香美市 「御在所山の平家の宝」
第25番札所 高知市 「子供が拾った介良のUFO」
第26番札所 高知市 「高知競馬場」
第27番札所 高知市 「鵜来巣山の黄金千両」
第28番札所 高知市 「薫的神社」
第29番札所 高知市 「土佐藩宝物蔵跡に建つ旅館」
第30番札所 土佐町 「稲叢山の平家洞窟」
第31番札所 須崎市 「はぴれっと」
第32番札所 須崎市 「銭神石の埋蔵金」
第33番札所 須崎市 「八百比丘尼の食べた人魚」
第34番札所 佐川町 「虚空蔵山の不死の仙薬」
第35番札所 越知町 「横倉山の平家穴」
第36番札所 仁淀川町 「武田勝頼の埋蔵金」
第37番札所 仁淀川町 「椿山の安徳天皇と開かずの箱」
第38番札所 仁淀川町 「都の安徳天皇陵墓」
第39番札所 土佐清水市 「加久見左衛門の埋蔵金」
第40番札所 土佐清水市 「大川内の平家落人村」
第41番札所 足摺岬 「足摺岬のどくろマーク」
第42番札所 土佐清水市 「ジョン万次郎の仮墓」
第43番札所 愛南町 「南宇和の金鉱」
第44番札所 宇和島市 「日振島の藤原純友の財宝」
第45番札所 宇和島市 「戸島の一条家の隠し財宝」
第46番札所 野村町 「御在所山の平家の祠」
第47番札所 八幡浜市 「平家神社」
第48番札所 伊方町 「八坂神社と平家ののぞき岩」
第49番札所 佐田岬 「釜木の埋蔵金」
第50番札所 松山市 「松山競輪場」
第51番札所 松山市 「伊予豆比古命神社(椿神社)内の勝軍神社」
第52番札所 松山市 「宝くじ売り場竹村商店」
第53番札所 忽那中島 「泰ノ山城の埋蔵金」
第54番札所 伊予灘沖 「ナイル号沈没地点」
第55番札所 高縄山 「高縄山のレアアース・レアメタル」
第56番札所 今治市 「重茂山城(あるいは重門山城)の埋蔵金」
第57番札所 吉海町 「能島の村上水軍の宝」
第58番札所 大島 「泊の埋蔵金」
第59番札所 伯方島 「伯方島の能島村上水軍再興金」
第60番札所 魚島 「篠塚伊賀守の宝篋印塔」
第61番札所 芸予諸島 「竜王丸の埋蔵金」
第62番札所 弓削島 「みつうみ島の洞窟」
第63番札所 西条市 「八堂山の長者の財宝」
第64番札所 別子村 「別子ダイヤモンド水」
第65番札所 新宮村 「日本で唯一のダイヤモンド鉱(の可能性)」
第66番札所 新宮村 「銅山川の砂金」
第67番札所 観音寺市 「観音寺チャンスセンター」
第68番札所 観音寺市 「観音寺銭形砂絵」
第69番札所 荘内半島 「海崎城の埋蔵金」
第70番札所 詫間町 「博打山」
第71番札所 荘内半島 「竜宮城」
第72番札所 高瀬町 「爺神山(とかみやま)の鈴石」
第73番札所 燧灘沖 「いろは丸沈没地点」
第74番札所 直島 「三菱マテリアル直島製錬所」
第75番札所 丸亀市 「丸亀競艇場」
第76番札所 綾川町 「十瓶山の瓶(かめ)」
第77番札所 旧綾歌町 「西長尾城の埋蔵金」
第78番札所 備讃瀬戸 「大槌島」
第79番札所 櫃石島 「藤原純友の埋蔵金」
第80番札所 鬼無町 「神高池のキナッシー」
第81番札所 鬼無町 「勝賀山の金の茶釜」
第82番札所 女木島 「鬼が島洞窟」
第83番札所 庵治町 「五剣山八栗寺聖天堂」
第84番札所 津田町 「雨滝山の柘榴石」
第85番札所 小豆島 「ぶよも長者の埋蔵金」
第86番札所 小豆島 「蕪崎の神功皇后の鏡」
第87番札所 小豆島 「鳴門茂衛門の埋蔵金」
第88番札所 小豆島 「村上水軍の埋蔵金」
2021年4月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
←2021年3月 2021年5月→

四国酒蔵88スタンプ
四国なんでも88箇所推進協議会

四国酒蔵88箇所巡り
四国温泉88箇所巡り
四国堰堤ダム88箇所巡り
四国駅と車窓88箇所巡り
四国この食堂この一品88箇所巡り
四国の酒の肴88箇所巡り
四国一攫千金88箇所巡り

かわいいが力になるズキューン!
ラインスタンプ アニマルズ


みんそら〜みんなのSNS
ふるさとのカクテル「地カクテル」
時計やジュエリー販売〜アイアイイスズ
駅コミ<駅からはじまる情報発信>
ジェイアール四国


みんそらSNS


 
Copyright 四国一攫千金88箇所巡礼 All rights reserved.
掲載されているすべてのコンテンツの無断使用、掲載を禁止します。