「負けて儲ける」
夢の一攫千金といえば、競馬、競艇、競輪等の公営ギャンブルの万馬券である。四国には中央競馬の場外馬券発売所は数箇所あるが、実際に競走馬が走る競馬場は、ここ高知地方競馬場ただひとつである。 公式データによると、2013年1月21日月曜日の第14回高知競馬第4日第4競走において、3連単「9-2-10」で531万1910円(691番人気)の高額配当が出たという記録がある。発売された7万1977票のうち的中はたったの1票であったという。 さて、高知競馬場といえば、やはり「ハルウララ」である。113戦0勝のこの雌馬が引退さされずに連敗記録をつくれたのは、高知競馬場が日本一預託料の安い競馬場(つまり出走料だけでまかなえる)であったからである。連敗の後半はハルウララブームにのって高知競馬場に恩返しをした形であるが、「勝つ馬」に賭けるのではなく「負ける馬」の馬券を買うという珍現象を生んだ。自ら望んだわけではないが、違った意味での一攫千金が生まれた場所である。
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「正面入場口。平日でかつ開催日ではないので閑散としている。」
正面入場口。平日でかつ開催日ではないので閑散としている。
「中央スタンド前」
中央スタンド前
「スタンド正面のオーロラビジョン」
スタンド正面のオーロラビジョン
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