「悪星堕つ」
星谷寺は四国霊場第19番札所「立江寺」の奥の院であり、勝浦町の街中から3キロほど中津峰山を登った地点にある。寺のお堂の横の岩には「星の岩屋」と呼ばれる岩穴があり、ここには弘法大師伝説が伝えられている。昔、空には厄災をもたらす悪星があり人々に災禍をなしていた。ここを訪れた大師が法力でこの星を引き摺り降ろし、この岩屋に封じ込めると、星は力を失い石となったという。 皆さんお察しの通り、この悪星とは、おそらくこの土地に落下した隕石のことであろう。空を横切る彗星や流星の類は、古今東西を問わず不吉なものとして崇められてきた。祀られているので不遜な事はできないが、科学的にも地球外より飛来した「希少な物体」であることは間違いない。しかし、その中から地球侵略のためのナメクジの怪獣が出てこなかっただけでも幸いであろう(笑)。弘法大師の法力のおかげでそれらもひっくるめて封印されているのであれば、欲得のために封を暴くのは遠慮すべきであるのがSF映画のお約束である。
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「車道脇の駐車場から歩いて上ると星谷寺が見えてくる。」
車道脇の駐車場から歩いて上ると星谷寺が見えてくる。
「本道裏の岩を登ると星の岩屋がある」
本道裏の岩を登ると星の岩屋がある
「岩屋の内部 小さな祠が祀られているがその下が悪星の石だろうか?」
岩屋の内部 小さな祠が祀られているがその下が悪星の石だろうか?
「境内にある「裏見の滝」。滝の裏側に通路がある」
境内にある「裏見の滝」。滝の裏側に通路がある
「滝の裏から岩屋を見る 気分はウルトラホーク3号である(笑)。」
滝の裏から岩屋を見る 気分はウルトラホーク3号である(笑)。
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