「16億円の行方」
ロト7とは2013年から始まった数字選択式宝くじの一種で01から37までの数字を選択して当たりを求めるもので、理論上その組み合わせは10、295、472通りとなり、国内の宝くじの中で的中が最も難しいものとされる。同時にキャリーオーバー方式が採用され、的中が出なかった場合や逆に当籤(とうせん)金額が法廷限度額を超えた場合は次回の1等当選金に上積みされる。キャリーオーバーの場合の最高限度額は8億円であり、これは年末ジャンボ宝くじの前後賞あわせて7億円をも上回る、我が国の宝くじの最高金額である。 第2回から第6回まで当籤が出なかったが、その分の20億円のキャリーオーバーを含んだ2013年5月の第7回抽選で当籤が3口もでた。つまり法定最高限度額の8億円が一挙に3口でたのである。これだけでも大騒ぎだが、その3口のうち2口が、この観音寺チャンスセンターから出たのである。従来の宝くじのように「引く」のではなく、自分で番号を指定する「当てる」方式なので、限りなく高い可能性(なにせ1千万通りの組み合わせ)で、同一人物が同じ組み合わせで2口買った確率が高く、「16億円を手にした人間がいる。」と、人口6万人の観音寺市では全員が鵜の目鷹の目で犯人探し・・・いや違った当籤者探しをしたものである。探し出してどうこうしようというものではないが、もしそれが知り合いだったら、「厄落とし」と称して、一杯くらいおごってもらえるだろうという集団心理だろうか?(笑)。 宝くじの当籤金には所得税がかからないので、今の時点で当籤者を特定することは困難であるが、贈与時に贈与税はかかる。また、当籤したからといって16億円を派手に使い出すと当籤者の疑いがかかるので、ご本人はほとぼりが冷めるまで(笑)今は静かに持っているだけであろう。観音寺周辺にお住まいの諸君、2013年を境になんとなくよそよそしくなったあなたの家族や友人が、亡くなる間際にポンと16億円をくれたら、そいつが犯人、いや違った当籤者だ。(笑)
|
「周辺は観音寺市中心のオフィスや商店が立ち並ぶ市街地である。この日は日曜日なので人通りはまばらである。」
周辺は観音寺市中心のオフィスや商店が立ち並ぶ市街地である。この日は日曜日なので人通りはまばらである。
「その中で、目立たず控えめに建っている観音寺チャンスセンター。人通りの少ない中でも、ここにだけはお客さんがいる。」
その中で、目立たず控えめに建っている観音寺チャンスセンター。人通りの少ない中でも、ここにだけはお客さんがいる。
「ロト7は宝くじを引くのではなく、自ら番号を指定して当てるものなので、売り場に何かがあるのではなく、その番号を選んだ人に幸運の才覚があるという性質のものである。よって幸運は「その人」についているのだが、その運にあやかってこの売り場も繁盛している。」
ロト7は宝くじを引くのではなく、自ら番号を指定して当てるものなので、売り場に何かがあるのではなく、その番号を選んだ人に幸運の才覚があるという性質のものである。よって幸運は「その人」についているのだが、その運にあやかってこの売り場も繁盛している。
|