「吹けよ神風」
松山市内にある縁起開運・商売繁盛の神様「伊予豆比古命神社」。「いよずひこのみことじんじゃ」と読む。神武天皇から数えて7代目の孝霊天皇の時代の創建とされているこの大きな神社は、地元では親しみをこめて「椿神社」と呼ばれている。伊豫豆比古命、伊豫豆比売命、伊与主命、愛比売命を祭神としているが、ちなみに愛媛県という名のいわれは、この愛比売命(えひめのみこと)からきている。戦国時代後期の築城時にどさくさにまぎれて名がついた(失礼)徳島や高知の由来、諸説紛々でどれもたいしたことない(失礼)香川の由来と比べて、なんと由緒正しい県名であるか・・・と思っているのは愛媛県人だけである(笑)。 この神社の境内に「勝軍(かちいくさ)八幡神社」がある。読んで字の如く、必勝祈願の神様であり、昔から「しょうぐんさん」と呼ばれて敬愛されている。鎌倉時代の蒙古襲来の折、この地方の豪族であった河野一族も防人として参戦し、神風の加護により見事に大勝利をおさめた帰路に立ち寄った宇佐八幡神社の神様を勧請したとものされている。 合格祈願に参詣する若者や必勝祈願・武道上達のために手を合わせるスポーツマンにまじって、いざギャンブルに向かう人の姿もあるとのことである。受験生の諸君、神風は自身で精一杯の努力をした者に対してのみ吹くことも忘れてはならない。また、ギャンブラーの皆さん、ギャンブルにおいて精一杯の努力とは何を努力すればよいのかはよくわからないが、とにかく頑張ってください(笑)。
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「国道33号線より神社までの県道190号線が見事に一本道である。」
国道33号線より神社までの県道190号線が見事に一本道である。
「突き当たりは椿神社の正面入り口。ここから県道は神社をよけていく。」
突き当たりは椿神社の正面入り口。ここから県道は神社をよけていく。
「本殿。平日でも地元の参詣者で賑わっている、松山を代表する神社である。」
本殿。平日でも地元の参詣者で賑わっている、松山を代表する神社である。
「境内にある勝軍八幡神社。何度かリニューアルされていて綺麗だ。」
境内にある勝軍八幡神社。何度かリニューアルされていて綺麗だ。
「名物(笑)の西口鳥居。マンションが鳥居とあわや接触・・・どころか鳥居に遠慮して接近部分にくぼみを入れて建てられている。」
名物(笑)の西口鳥居。マンションが鳥居とあわや接触・・・どころか鳥居に遠慮して接近部分にくぼみを入れて建てられている。
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