「謎が謎呼ぶキーワード」
弥六とは幕末から明治にかけ話題になった盗賊であるらしい。その盗賊が残した埋蔵金があるといわれるが、詳細がいまひとつはっきりしない。。東洋町の野根真砂瀬の牛ヶ石、馬ヶ石か東洋町甲浦付近ではないかとの言い伝えがある。 ここにも隠し場所のキーワードが残る。「九里いて九里きて九里かえる、旭かがやく白い椿の咲く丘に」という言い伝えである。謎の暗号、ダヴィンチコードと喜んではいけない。「九里いて九里きて九里かえる」はいわゆる「埋蔵金の枕詞」の一種。「1日1歩3日で3歩、3歩進んで2歩下がる」みたいなもんである(笑)。22番で説明したように「旭輝く」も同様のものである。「白い椿」とは財宝が眠る場所や聖地に良く植えられるという関連樹木である。さらに「丘」に至っては、どこにでもあるもの。 冷静に読んでみると、具体的なヒントになるアイテムは何もなく、最初から最後まですべて埋蔵金慣用句のオンパレード。これを思いっきり意訳すると、「まあ、どこに埋めたか忘れちゃったんだけど、いちおーおまかせしちゃうから、頑張って捜してみてよ。」ということになる(笑)。タチの悪い上司からのわけわからん指示みたいなもんである。 捜し出すのはかなり難関。捜し回ったあげくに「ああ、そのへんにあったと思ったんだけど、違ったっけ?ごめんごめん。」とか言われたあかつきには、たまったものではございません(笑)。
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「徳島県宍喰町から山中の県道301号線を上り高知県東洋町に入る」
徳島県宍喰町から山中の県道301号線を上り高知県東洋町に入る
「野根川上流の牛ヶ石らしき岩。」
野根川上流の牛ヶ石らしき岩。
「県境にある船津キャンプ場。馬ヶ石とは古くからの両県境の地名でもある。前方に丘が見える。」
県境にある船津キャンプ場。馬ヶ石とは古くからの両県境の地名でもある。前方に丘が見える。
「キャンプ場周辺にもそれらしき潅木。」
キャンプ場周辺にもそれらしき潅木。
「野根川上流は巨石であふれている」
野根川上流は巨石であふれている
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