「幻のツチノコ伝承」
15番札所「星の岩屋」の麓の集落には、昔から「とっくりへび」というUMA(未確認生物)の伝承があるという。名前と形状からして「バチヘビ」として日本全国にその名を轟かした「ツチノコ(槌の子)」である。ツチノコは全国で目撃例が後を絶たない日本を代表するUMAといえるが、胴の中央が膨れた蛇であり、ジャンプして人や家畜を襲うともいわれる。あんまり詳しく書くと「雑誌ムー」みたくなってしまうのでやめておくが(笑)、四国でも特に徳島県で目撃例が多いらしい。 この勝浦地区でも目撃談どころか「みかん畑で農作業をしていたらツチノコが飛んできたので捕まえた」とか「しかもそれを飼ってみた(笑)」とかの体験談まで出ていて、一部マスコミが取材に来たようだ。 ところでこの集落であるが、あちらこちらに「土の児神社」なる如何にも怪しげな手製の案内看板が建てられているのに気がつく。看板の矢印に従って集落を畑の畦道から山の上までバイクで1時間ほどぐるぐると回ったが、一向にそれらしいものは見つからなかった。犬の散歩している近所の方や畑作業をしている方にも聞いてみたが「看板は目にしているがいったことはない」、「自分も所在地はよく知らない」と、地元住民からもまったく相手にされていない様子(笑)。結局、いつ誰が何のために勝手にこの看板を設置したのかもわからず、本家本元のツチノコ以上に幻の「未確認神社」であったこともあわせて報告しておく。
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「堂々と「Tuchinoco生息地」との看板が立っている。」
堂々と「Tuchinoco生息地」との看板が立っている。
「県道には「土の児神社⇒」の案内板が」
県道には「土の児神社⇒」の案内板が
「町道にも「土の児神社」の案内板が」
町道にも「土の児神社」の案内板が
「山を登るとまた看板」
山を登るとまた看板
「畑の脇にも案内板 これだけあっても神社の所在地は不明のままである(笑)。」
畑の脇にも案内板 これだけあっても神社の所在地は不明のままである(笑)。
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