「剣山のUMA」
「UMA」は「馬」とは読まない。「ユーマ」。その昔、大リーグボールを投げていた人ではない。「UFO」が「Unidentified Flying Object」の略であるのに対し、「UMA」は「Unidentified Mysterious Animal」(未確認のミステリアスな動物)ということであり、そこはかとない胡散臭さは日本で造られた造語だからである(笑)。当88箇所は、この種の動物を捕獲することで、その筋の人達に「高く売れる」ことを目論んで(笑)、「一攫千金」の対象としている。 1973年5月26日午前8時頃のこと、剣山より15キロ南の剪宇(きりう)峠の山林で、美馬市穴吹町在住の、当時の町会議員を含む農家4名が草刈りをしていた。そこに全長約10m、直径30cmほどの大蛇が出現しあわてて逃げ帰る。報告を受けた町役場により直ちに町民120名による特別捜索隊が結成され、大規模な山狩りが実施された。そこで彼らが見たのは、大蛇らしき生物が通った跡(のようなもの)だった・・・というのが当時の報道記録である。一度に目撃者が4名、中に議員もいたことで、信憑性が高かったのだが、その後、現在に至るまで、あとにも先にも目撃例はこの1件のみである。10mの蛇というと小柄な人間なら一飲みであろう。剪宇(きりう)峠は車両では到達不能、けもの道でしか越えられない。バッタリと出くわしたら一巻の終わり、蛇のお腹の中では骨まで消化されてあとかたも残らない。ああ、それで目撃者が現れないのか(笑)。
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「県道の終点から望む剪宇峠」
県道の終点から望む剪宇峠
「畑の畦道を登る」
畑の畦道を登る
「道はけもの道に続く」
道はけもの道に続く
「付近からの眺望」
付近からの眺望
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